災害公営住宅住戸位置決定!!

2014年7月31日

sugiyama201407-01

 暑くなってきましたが、お元気にお過ごしのことと思います。今号も東日本大震災の被災地:東松島市の状況をお伝えします。
 東松島市の被災者の集団移転先は 7 ヶ所、別に災害公営住宅だけの移転先も数か所あり、約 250 世帯は 4 月から入居しています。
 先日、東北本線:松島駅からの移動の途中で、規模の小さい 5 か所の集団移転先(宮戸の月浜、大浜、室浜、牛網、矢本西)を見て回りました。既に造成工事は完了し、それぞれ自分の住宅の建設を開始しています。
 としまち研がまちづくり整備協議会の事務局をしている「あおい地区」は、まだまだ工事中ですが、昨年 11 月に決定した防災集団移転(自分で家を建てる)ゾーンの区画位置に続いて、災害公営住宅(市の建てた家を借りる)ゾーンでの住戸位置決めが行われました。

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 区画決定手順と同様、まずは希望登録をしてもらい、希望が重複しなければ決定、重複した世帯は希望変更登録をしてもらう。変更して重複しなければ決定、それでも重複した世帯は「住戸位置決め調整会」を行い、重複した世帯だけ集まって、空いている住戸のなかで希望登録をしてもらい、話し合い、話し合いがつかなければ抽選で決めるという手順を踏みました。
 6 月 29 日(日)と 7 月 13 日(日)に「住戸位置決め調整会」が行われ、欠席 16 世帯を除いて、災害公営住宅入居希望世帯の住戸位置が決まりました。
 これで、はじめから抽選を行うのではなく、各世帯の希望をできるだけ尊重して、区画位置や住戸位置を決める大仕事は一段落。被災者の皆さんも事務局:としまち研もホッとしました。もちろん、欠席 16 世帯への対応も忘れないようにします。
 今後は、今年 11 月の災害公営住宅第Ⅰ期 47 戸の入居までに、新たに設けられたコミュニティ推進部会を中心に、自治会の形態や自治会活動の基本的なところを決める検討がはじまっています。また、第Ⅰ期の入居には間に合いませんが、公共施設(公園、集会所など)の検討をする公共施設計画検討部会も東松島市から提示された基本案を踏まえて、検討をはじめました。

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