杉山コラム

杉山コラム

会員の皆さん、としまち研を支えてくれた皆さまをお誘いください
~8月4日(水)午後6時から としまち研設立10周年記念イベント~
('10-05-28)

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10年前の8月4日、千代田区神田紺屋町のマンボハウスに集った34名が、過疎化した都心に住む人を呼び戻そうとNPO 都市住宅とまちづくり研究会(略称:とし まち研)を設立しました。設立に参加してくれた会員の方々、設立趣旨に賛同して参加してくれた方々、としまち研を信じて共同建替えやコーポラティブハウス>建設事業に取り組んでくれた方々、いろいろな町会や地域の方々、設計事務所や施工会社の方々、そして、としまち研の活動を励ましてくれた友人・知人の方々>・・・多くの方々に支えられて活動をしてきました。おかげさまで活動の幅も次第に広がってきました。

そして10年、下記のとおり記念イベントを開催します。

日時平成22年8月4日(水)午後6時~
場所学士会館 東京都千代田区神田錦町3-28
内容 第一部 記念講演 講師:早稲田大学大学院教授 山野目 章夫 氏
    (同氏には、10年前の設立総会で来賓として祝辞をいただきました。)
第二部 祝宴(立食形式)
※ 目的 これまでお世話になった皆さま、これからもお付き合いいただける皆さまと顔を合わせ、言葉を交わし、としまち研のこれからの11 0年の糧とするため。

会員の皆さまには、まだ尐し早いかと思われますが、招待状発送のためのご協力のお願いをお送りしましたので、ぜひご協力をお願いします。また、案内状は 6月下旪ごろに皆さまのお手元に届く予定にしております。今しばらくお待ちください。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第45号より

「坂の上テラス」自主管理スタート ('10-03-29)

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みんなで乾杯!

昨年11月14日に引渡しが行なわれた「坂の上テラス」(九段南コーポラティブハウス改め)も、やっと落ち着いてきたなかで本年1月31日(日)に管理組合の設立総会が行なわれ、引き続き入居パーティが行われました。総会、パーティには、組合員はもちろん準組合員(賃借人)のほとんどが参加しました。

建設組合では管理検討委員会の提案で「事務管理業務(会計業務と組合運営業務)を管理組合理事会が中心になって自ら行う。」という基本方針を総会決定しました。入居後は毎月、理事会を開催しています。会計担当理事は専門家の組合員のつくった会計ソフト(エクセル)を使ってわかりやすい会計業務をしていますし、イベント部会は年間計画に先立ち、入居パーティを企画・実施しました。植栽部会も、防災部会も春の到来とともに動き出しそうです。あくまでも管理組合がしっかり意思決定できる体制が「自主管理」と考えていますので、入居後1年間の実践のなかから次第に整理されてくるものと思われます。

としまち研は、昨年度の「200年住まい・まちづくり担い手事業」で行なった“コーポラティブ方式による「住宅」長寿命化のしくみづくり”の調査で、一緒に住もうという人々が集まってつくる自主建設型のコーポラティブハウスの管理方法こそ望ましい形態ではないかと大いに反省したなかで、率直に「坂の上テラス」の建設組合に提案し、今日に至りました。

自主管理のよい面は、長い目で見て、コミュニティの維持・強化に繋がること、建物そのものの維持・管理にも内容・費用ともに反映されるであろうこと、と考えています。としまち研は、自らの課題として、自主管理が軌道に乗るまで、1年間を目処にお手伝いをさせてもらっています。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第44号より

としまち研10周年をこれからの10年の礎に ('10-01-19)

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仏式の地鎮式の様子

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鎮めものの小石

おかげさまで、本年8月4日、としまち研設立満10年です。

 平成9年2月から、神田で“まちづくり”活動に取り組んでいたグループを中心に、平成12年8月4日にNPO都市住宅とまちづくり研究会を設立しました。同年11月15日に東京都知事認証を受け、法律上も法人としてスタートして10年目になったわけです。

 この間の成果としては、コーポラティブハウス事業への取り組み、共同建替え(等価交換型)・マンション建替え事業への地権者の立場での取り組み、住民が主人公のマンション大規模修繕への取り組み、などのほか、書籍(本とパンフレット)の発行、まちづくりなどに関する調査・研究・報告、公開勉強会を含む一木会の継続開催(173回)、会報「おいらのまち」の継続発行(43号)、国土交通大臣賞などの受賞などです。また、団地・マンション再生相談室の相談活動、福祉部会の事業化をめざす調査・研究活動、広報部会のホームページ作成・更新、総務部会の他団体との交流・地域活動・学生や院生などの研究支援など・・・があげられます。

 初期の目的を達成した活動もありますし、大いに反省し、改善すべき活動もあります。
 この先10年を見据えて、これらの成果と活動を総括する年にしましょう。

 写真は、昨年12月に行なわれたスクワーバ見樹院(エコビレッジ小石川)の新築工事着手にあたってのめずらしい仏式の地鎮式の様子です。地権者であるお寺さんの大河内住職が、いつもの墨の衣と違う立派な衣装に身を包み、ありがたいお経をあげ、工事の無事と参加者の幸せをお祈りしてくださいました。鎮めものは、全組合員が思い思いのことばを書き付け署名した小石です。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第43号より

山と森を守る運動と国産材の活用~加子母・森林ツアー ('09-11-28)

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「丸二の森」にて記念撮影

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間伐材伐採の様子

 10月20日(火)、21日(水)には岐阜県中津川市加子母に“東濃ひのき”のふるさとを見学に行ってきました。これは、いつもお世話になっている株式会社丸二(建設会社)と岐阜県加子母森林組合との農商工連携「認定」事業(経済産業省/農林水産省)の一環で、としまち研からは18名が参加しました。

 加子母森林組合の内木理事長に、ご説明やご案内をいただきました。森林組合の理念は「美林萬世之不滅(びりんばんせいこれをたやさず)」とのこと。これは~林齢の異なった色々な木が配置され、草花や木の実があふれ、小鳥や動物、昆虫が棲み、豊かな水を育む『美しい循環型の森林』を育て、護っていく意思を表した山づくりの理念~とのことです。そして、現実に「4世代複層林づくり」という100年先を見越した計画に取り組んでいるそうです。

 山林面積に対して全国トップクラスの整備が進められている林道、若い人が入っている林業の現場、木材の市場、製材所、プレカット工場などを見学。建設関係の仕事に携わっていても、これまで林業の現場を見たことのない参加者がほとんどで、「木を使わなくては・・・」という思いで帰ってきました。

 としまち研では、“天然住宅”プロジェクトのエコビレッジ小石川のイベントとして、去る8月22日、23日に栗駒森林体験ツアーに行ってきました。(「おいらのまち」第41号3面参照)

 また、来年には天龍杉の山に行く機会がつくれそうです。この機会に、木のこと、山のこと、環境のこと、などを勉強しましょう。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第42号より

神田に住もう
〜もうすぐ「コーポラティブハウス神田東松下町パート3」参加者募集〜
('09-09-15)

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東松下町内のコーポラティブハウス2棟
桜ハウス(奥)と COMS HOUSE(手前)

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おいらのまち 第41号

 としまち研は、事務所のある COMS HOUSE(平成14年5月完成)を皮切りに神田で4棟のコーポラティブハウスの建設に携わってきました。4棟のうち2棟は神田駅東地区の東松下町内にあります。

 東松下町では、コーポラティブハウス2棟ができたことにより、人口が増加しました。小さな町内ですから小さな規模のコーポラティブハウスでも、平均年齢の若返り、子供の増加など町内に及ぼす影響は相当なものがあります。お祭りも元気になりましたし、子供神輿も充実してきました。

 この町会では、町会長をはじめ町内の皆さんがコーポラティブハウスのつくり方に大いに賛同し、新住民であるコーポラティブハウスの住民にも分け隔てなく接してくださり、何と既に町会役員に抜擢されているコーポラティブハウス住民や関係者が7名になりました。

 この心優しいまち東松下町で3棟目のコーポラティブハウス計画が具体化してきました。戸数は14〜18戸の計画です。面積は約40m2と約78m2が中心ですが、約40m2のタイプは、上下階を階段でつなぎ、約80m2のメゾネットタイプにもできます。募集説明会は10月下旬〜11月上旬を予定しています。

 足回りの便利な神田にずっと住み続けられる快適な住まいです。としまち研は、実践的な経験と問題意識を持っての調査・研究の成果を活かして、よりよい住まいづくりに取り組んでいます。

 今、コーポラティブハウスが面白い・・・。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第41号より


以下は、過去記事になります。

200 年住まい・まちづくり担い手事業によるヒアリング調査の成果と今後の展開 ('09-04-04)

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おいらのまち 38号

 まずは、私どものテーマである『コーポラティブ方式による「住宅」長寿命化のしくみづくり』のヒアリング調査において、お忙しいなか時間のやりくりをして、1 時間、2 時間、3 時間…飲み会までお付き合いくださった皆様に厚く御礼申し上げます。
 おかげさまで、コーポラティブハウスの管理組合32 組合、設計者・コーディネーター26 社、建設会社6 社の合計64 団体にお話を聞くことができました。

 コーポラティブ方式による住まいづくりは、①住まいは家族と「つくる」ものということが確認できる②住戸内は自由設計、共用部にも意見が反映でき、建物への愛着が生まれる ③事業費や工事過程がオープンであり、建物の性能が理解できる ④顔見知りのコミュニティが形成され、安心して入居できる ⑤建物の維持・管理に主体的にかかわる意識が生まれるなどの特性があり、団体ごとの温度差はあるもののそれらが確認できたことは最大の成果です。
 今回の調査の目的が、住宅の長寿命化にありますので、それらを実現するための建築技術的課題と維持・管理上の課題も明確になり、いろいろなことを考えさせてくれる素晴らしい調査でした。
 これら調査の成果は報告書に取りまとめ、ご協力いただいた皆さまにお届けいたします。
 また、これまでの活動と今回の調査活動で得られた知見を合わせ、新たに「としまち研のコーポラティブハウスの企画・設計基準検討委員会」を組織して検討を開始しました。この検討委員会の結論も踏まえて、次の事業への取り組みを進めていこうと考えています。
 「マンション不況」といわれていますが、この時期こそ私どもの活躍時期と自覚し、またまたがんばろうと思っています。「おいらのまち」をご愛読いただいている皆さま、としまち研会員の皆さま、どうぞご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第38号より

意識的に住宅の長寿命化に取り組む時代 ('09-01-20)

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おいらのまち 37号

 としまち研では、現在、いろいろな方のご協力をいただき、「200年住まい・まちづくり担い手事業」(国土交通省「超長期住宅推進環境整備事業」の一環)として「コーポラティブ方式による住宅の長寿命化方策」に関する調査活動を行っています。

 これまでお話を聞いたなかでは、いずれも安全で安心して住める建物に重大な関心をもっています。ですから、コーポラティブ方式による建物づくりこそ、建物を「長持ちさせる」基本的なしくみとなっていることは関係者の共通の思いです。
 としまち研のコーポラティブハウス建設の取り組みでも、丈夫な建物をつくって長持ちさせようという大原則はあったものの、意識的に200年長持ちする建物をつくろうという考え方はありませんでした。しかし、マンション建替えの困難さや地球環境問題等を考え合わせると、集合住宅の長寿命化を真剣に考えるべき時代になってきています。長寿命化は丈夫な建物をつくる技術としっかり維持管理のできる体制づくりによって実現できます。
 今年は、設計者(構造・設備含む)・施工者などの建築技術者の知恵を結集して、時代の要請に応えられる長寿命住宅の研究・開発に力をいれたいと考えています。
 昨年末に公布された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」は、長期優良住宅の認定基準などを整備して、今年6月頃には施行される予定です。長期優良住宅に認定されると税負担額の軽減、10年超の瑕疵担保保険、既存住宅流通の際の瑕疵担保保険の要件緩和などのメリットもありますが、何よりも家族が安心して長期間に亘って暮らすことのできる住まいとまちをつくっていきたいものです。

 私が大風呂敷を広げても何もできませんので、どうか会員の皆さまのご指導とご鞭撻をお願いいたします。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第37号より