緑桜館(小金井市緑町)

【企画の経緯】

 地主さんが土地を売却するにあたり、「コーポラティブ住宅を」との想いから企画、参加者を募集。

【コンセプト】

 採光や通風、周囲の景観などに配慮し、戸建て住宅の集合体のような設計を施すことによって、戸建て住宅の良さを兼ね備えた集合住宅を計画しました。
 また、ルネス工法(逆梁工法に鉄骨ビーム材を用いることで床下に大きな空間を設ける工法)を採用することにより、風呂・洗面・トイレ等の設計の自由度を大幅に広げることができました。

【建物の特徴】

 ゆったりとした中庭には7mもあるシンボルツリーがあります。
 住戸はゆったりとした中庭を囲んで配置されています。
 自然素材・自然塗料を使うなど健康的な住戸内環境と、ルネス工法(逆梁・床下収納)で室内はすっきりしています。
 館名板にはコーポラティブ方式で建設されたことが後々まで伝わるように、cooperativeという言葉が入っています。

【エピソード】

 夏の夕方に伺ったとき、中庭では蚊取り線香を置き、子供たちが走り回り、お母さん達はおしゃべりをしていました。建物内なら安心して遊ばせていられるとのことです。

【事業期間】

2001年12月~2003 年5月

【概要】

所在地
小金井市緑町
交通
JR東小金井駅
用途
住宅15戸
構造
鉄筋コンクリート造
敷地面積
1056.97㎡
延床面積
1376.22㎡
住戸面積
60.29㎡~78.75㎡(賃貸住戸を除く)
共用施設
駐車場・駐輪場
総事業費
5.9億円

MENU

CLOSE