宮城県東松島市:移転先の土地利用計画詰めの段階に

2013年2月7日

 今年に入り、土地利用計画案を協議会総会に提案・決定するための各種の会合~専門部会、夜の会議に参加できない子育て世代や交通手段のない方などを対象とした午前と午後の意見交換会、役員会、第2回目のワークショップ~と矢継ぎ早に開催されています。
 一日も早く恒久的な住宅に移転するため、まずは何を決めればスケジュールに問題が起きないかを整理し、宅地造成計画の基本的な骨格を決めるための議論を集中的に行っています。区画道路をどうするか、公園・集会所の位置や数など、様々な制約のなかで、次第に内容が固まってきています。2月15日予定の協議会総会に向けて、まさに今が正念場です。
 通常、コーポラティブハウスは20世帯前後の規模ですが、その25~30倍の被災者の皆さんが「できたのを買う」のではなく、コーポラティブハウスと同様に「みんなでつくる」住宅団地・新しいまちをつくります。30名を超える役員会、会員の中から自主的に専門部会員となってくださった方々など、まさに自分たちのまちは自分たちでつくるという気概のもと、移転先のまちづくりが進んできています。
 古い一軒家がとしまち研の事務所兼宿舎ですが、 夜の会議の時は、としまち研会員は22時過ぎに宿舎に戻り、食事をしながら反省会。ある時は夜中の2時まで議論をするという合宿状態になっています。寒い、お風呂に1日おきにしか入れない、雑魚寝という劣悪な状態です。しかし、としまち研が一昨年の3・11後間もなく東日本大震災復興支援委員会を立ち上げて以来、 支援活動に取り組もうというみんなの決意は揺るがず、今日も精一杯がんばっています。
 どうぞ更に多くの皆さんのお力添えをお願いいたします。

おいらのまち 第61号より

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