移転先のまちづくり整備協議会設立総会開催

2012年12月1日

 11月21日(水)午後7時から東松島市コミュニティセンターホールにおいて、東矢本駅北地区まちづくり整備協議会の設立総会が開催されました。
 東松島市では、被災地のどこからでも、市内に7ヶ所ある集団移転先を希望することができるため、東矢本駅北地区にもさまざまな従前居住地から560世帯超の人々が移転してきます。としまち研が、これまで取り組んでいる共同建替えとコーポラティブハウスのプロジェクトのように“既に住む人が決まっている”という住宅地と災害公営住宅づくりになります。
 設立総会には164名が参加し、東松島市の阿部市長及び同市議会の五野井議長からごあいさつをいただき、参加者紹介、協議会設立総会までの経緯の説明があった後、三浦正信氏を議長に選出して、議事に入りました。協議会規約が承認され、33名の役員が選任されました。役員が選任されたところで、第1回役員会が行われ、会長に小野竹一氏、副会長に雫石浩氏、菅原忠幸氏、菊池久氏の3名、監事に佐藤勝輝氏、狩野史郎氏の2名がそれぞれ選出されました。最後の議題である協議会の平成24年度の事業計画と予算が承認され、無事に協議会がスタートしました。

 今後、短期間で協議会会員に意見や希望を出していただき、住宅地や公共施設の基本的なところまで決めていくのは協議会にとって大変な事業です。そのため全世帯を対象としたワークショップを3回、必要に応じて各種専門部会を行い、役員会も月1~2回行う、まちづくり通信も月1回発行するなど、多くの課題が待っています。
 また、被災者の皆さんは、いくつもある仮設住宅あるいは民間アパートなどのみなし仮設住宅にバラバラに暮らしており、交通手段がなく各種の会合に参加できない方も多数おられます。としまち研は、東矢本駅北地区への移転を希望されている全ての皆さんに、移転等に関する具体的なお考えを直接面談して伺うことがどうしても必要と考えています。
 としまち研の復興支援の活動に一緒に取り組んでいただける方、大歓迎です。事務局までご連絡ください。

(としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第60号より

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