“地域と共に生きるための住まい”C-CORE 東広島という賃貸住宅

C-CORE 外観

C-CORE 外観

お話をうかがった

お話をうかがった

 朝日新聞で「助け合い 今どき長屋」という記事を見てインターネットで調べたところ、「...“地域と共に生きるための住まい”ができると考えています。」と C‐CORE 東広島の写真とともに、熱いメッセージが掲載されていました。さっそく企画者のコミュニティシステム合同会社にアポイントを取り、10月27日(木)に、東広島市西条に行きました。

 一般に賃貸住宅というと、コストを抑えて見栄えの良い建物をつくり、賃貸利回りを上げることが最大関心事になると思っていたため、どんなしくみで、どんな収支状況になっているのか、などを聞くことが目的でした。

 C‐CORE 東広島は、岡本代表の強い意思のもと、1階をコミュニティフロアとして、高齢者デイサービス事業、障害福祉サービス事業(多機能)、高齢者・障害者ホームヘルプ事業(24時間対応)、障害者就労移行事業と福祉対応美容室などのテナントを誘致、2階から5階までには高齢者、障害者そして一般のファミリーも入居できる23戸の賃貸住宅を建設しました。障害者向けの住戸は4戸あり、キッチン、バス、洗面、トイレなどははじめから車椅子対応の仕様としており、これもはっきりしたコンセプトの表現と感じました。驚いたのは1階の福祉関連事業の経営をしている株式会社 Bee-Hive(蜂の巣の意)は、昨年5月に、それまでの福祉施設等での経験を生かして3人の役員が起業した会社とのことで、同社の代表の永見氏のお話も伺うことができました。ホームヘルプ事業に従事する人も含めて約45人が働いており、雇用の拡大に貢献していますし、また、高齢者デイサービスや障害福祉サービスは午後4時には終わるので、その後は、子どもが遊んでもよし、宿題をしてもよし、誰かが塾をしてもよし、という地域社会との交流の仕掛けとなっています。

 肝心の賃貸収支ですが、1階テナントは完成時に100%、2階~5階の住宅部分はオープン4ヶ月で80%超の入居、シュミレーションでは入居率80%で採算ラインとのことでした。

 としまち研も、まちづくりNPO として、このような賃貸住宅の提案にも真剣に取り組んでいく必要を感じました。

 (としまち研理事長 杉山昇)

おいらのまち 第54号より

( created:'11-11-29 / modified:'12-01-06 )