一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団の研究交流会で活動発表

2018年8月2日

 去る7 月19日(木)、HC 財団の「住まい活動助成事業 研究交流会」に保倉氏、谷岡氏、杉山の3名で参加し、『高齢単身マンション所有者の資産管理を支援するシステムの提案』というテーマの活動紹介をしました。

 としまち研では、会員外の方にも声をかけ、上記テーマについて総勢20名ほどで活動中で、4 月から研究会を3 回行い、管理組合や高齢単身マンション所有者へのヒアリングも行っています。

 活動のキーワードとして・・・
①建物と一緒に人も老いる 
②高齢者に介護はあるが、資産管理のシステムはない 
③区分所有者は他の区分所有者に対して責任がある
・・・の3 点をあげています。

 区分所有法は、意思表示の可能な区分所有者が管理規約に則って、建物・設備などに関することも、管理組合の活動等についても決めていく仕組みになっています。しかし、超高齢時代になり、認知症などにより意思表示が難しくなる高齢の区分所有者が増加すると言われています。昔のような大家族での暮らしは少なくなり、縁者がいないことはないが、ほとんどお付き合いがないなど、マンション暮らしを継続するにも何らかの支援を必要とする高齢者が増えてくる可能性があり、対策が必要です。 課題はたくさんありますが、本活動の中で実情をしっかりと把握できれば、研究テーマに対する答えとして、提案の形ができてくるものと思います。

 第4回研究会の日程は8月1日(水)18:30 からです、この文章を読まれて関心をもたれた方は、是非、研究会にご参加下さい。
 4回目以降も随時研究会を開催する予定ですので、今回ご都合の合わない方も、お気軽にお問合せ下さい。

(としまち研理事長 杉山 昇)

MENU

CLOSE