東松島シフト~今年もがんばろう~

2014年1月31日

 昨年11月下旬のとしまち研理事会の議論のなかで、杉山の頭の中は「東松島シフトではないか。」と指摘されました。東松島市の東矢本駅北地区まちづくり整備協議会の昨年の大きな課題である個別に家を建てる世帯の区画決めが終了した直後の理事会だったので、「東松島シフト」を考える機会になりました。
 としまち研が東松島市との接触をもった2011年11月17日の翌週には、としまち研理事会を開いて次のような決定をしています。

(1)東松島市からの復興支援要請は、としまち研として可能な限りがんばる。特に住宅づくり・まちづくりは、事業のつくり込みからユーザーの入居まで、これまでの取り組みの経験を活かす。
(2)東松島市に調査団を派遣し、復興政策部に再度全体説明と質疑、被災地及び移転先候補地の案内をお願いする。早急にとしまち研の提案をまとめ、東松島市に提出する。
(3)としまち研として実施中の事業に責任をもって取り組み、かつ、復興支援の実があげられるように、会員全体で支える。

 そして、この決定に従って、調査団を組織して視察に行き、東松島市に大胆な提案をし、その後の調整で具体的な課題に絞りながら、紆余曲折を経て、今日まで復興支援に取り組んできています。
 今年は、災害公営住宅分野での基本設計プランの検討、どの世帯がどこに住むかの住戸位置決めを皮切りに、暮らしやすいまちのための公園や集会所などの公共施設計画の検討、街並みルールの確定、そして「新しいまち」の維持・管理組織の構想づくりを協議会活動の基本に据え、交流会、勉強会を行い、かつ、まちづくり通信をしっかり発行していくという取り組みを行います。
 しかし、一方で(3)にあるような「実施中の事業」の次の事業展開を考えないと、としまち研そのものの存続にかかわることも明らかです。としまち研が取り組めそうな共同建替え、コーポラティブハウス事業その他のネタの事務局への情報提供をお願いして、今年も「東松島シフト」が続けられるようがんばりたいものです。

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