おいらのまち 38号
まずは、私どものテーマである『コーポラティブ方式による「住宅」長寿命化のしくみづくり』のヒアリング調査において、お忙しいなか時間のやりくりをして、1 時間、2 時間、3 時間…飲み会までお付き合いくださった皆様に厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、コーポラティブハウスの管理組合32 組合、設計者・コーディネーター26 社、建設会社6 社の合計64 団体にお話を聞くことができました。
コーポラティブ方式による住まいづくりは、①住まいは家族と「つくる」ものということが確認できる②住戸内は自由設計、共用部にも意見が反映でき、建物への愛着が生まれる ③事業費や工事過程がオープンであり、建物の性能が理解できる ④顔見知りのコミュニティが形成され、安心して入居できる ⑤建物の維持・管理に主体的にかかわる意識が生まれるなどの特性があり、団体ごとの温度差はあるもののそれらが確認できたことは最大の成果です。
今回の調査の目的が、住宅の長寿命化にありますので、それらを実現するための建築技術的課題と維持・管理上の課題も明確になり、いろいろなことを考えさせてくれる素晴らしい調査でした。
これら調査の成果は報告書に取りまとめ、ご協力いただいた皆さまにお届けいたします。
また、これまでの活動と今回の調査活動で得られた知見を合わせ、新たに「としまち研のコーポラティブハウスの企画・設計基準検討委員会」を組織して検討を開始しました。この検討委員会の結論も踏まえて、次の事業への取り組みを進めていこうと考えています。
「マンション不況」といわれていますが、この時期こそ私どもの活躍時期と自覚し、またまたがんばろうと思っています。「おいらのまち」をご愛読いただいている皆さま、としまち研会員の皆さま、どうぞご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
(としまち研理事長 杉山昇)
copyright : NPO Toshijuutaku to Machidukuri Kenkyuukai : 2000 - 2009